宝塚day クリエーターの視点で観る!

ルールや忖度、暗黙の了解なしに、私見で心のまま書きます。全組観劇東宝組。(➕別箱、大劇場)仕事はクリエイティブ関連。

🍷「カルトワイン」桜木みなとの苦みのあるスウィンドル・ミュージカル


人懐っこい笑顔よりも
退廃的な美、憂いを持つ乾いたお芝居に惹きつけられた。


苦みのある「スウィンドル・ミュージカル! 」ということで
桜木さんの
枯渇感があるのに
ギラギラした痩せた男の表情は
宝塚という枠を忘れてしまうくらい
凄いビターだった。


お芝居のために絞った体、
シャープな頰と役が憑依したほどの演技にプロを感じ、
きよーく、ただしーく、うつくしいヅカじゃない
桜木劇場なる「芝居見ろよ!」のミュージカルだった。



話せば長いからカットしますが、
藤ヶ谷さんのミュージカルを
見た時と同じ
なんとも言えない
ズシンとくる悲哀なる高揚感を与えてくれました。


そして、
宙組って
長身大人ジェンヌが多く
一人一人のお芝居、歌唱が
レベル高い。
誰を注視しても宙組クォリティが
煌めいていた。


あっぱれ!ずんちゃん!