宝塚day クリエーターの視点で観る!

ルールや忖度、暗黙の了解なしに、私見で心のまま書きます。全組観劇東宝組。(➕別箱、大劇場)仕事はクリエイティブ関連。

◇コスプレに見えるか、見えないか。

仕事先のクリエイティブルームで


宝塚のフライヤーを


一般の方々にお見せして


反応を見るのが楽しい。


(デザイナーと事務職で反応は違ったが。)




結論から言うと


「コスプレに見えるか、見えないかで


一般人の反応は格段に違う」と言うこと。




ここ最近で一般に反応が良かったのは


せおっちの「ザ・ジェントル・ライヤー」。


ま、これは瀬央さんのファン以外でも好印象だったようですね。(当たり前か)


物語に沿っている衣装なのだけど


コスプレに全く見えず、化粧もとても良い。



そして、ここ最近の真風さんの


シャーロックホームズ、ネバセイ、


『FLY WITH ME(フライ ウィズ ミー)』
「HiGH&LOW」は
デザイナーや事務職にも人気があった。


デザイナーは絶賛だった。


真風さんには大人のクリエイティブを感じるそうです。


想像を超える創造というか。


実物もこのフライヤーのままだと話すと


絶対行くとのこと。(チケット厳しいよ〜)



一般の人は宝塚を見てないと


フライヤーの印象で好き勝手に物を言うのでとても辛口だ。



真風さんのこれらのフライヤーは相当クオリティが高く、好印象だったと思う。



「巡礼の年」も一般にかなりウケが良い。


どんな髪型もれいちゃんはスタイリッシュに決めてくれますね。


時代の古さがない。



こう考えると


色々衣装を凝れば凝るほど


化粧を濃くすればするほど


コスプレに見えて


一般人は「なんだかな〜。コスプレが似合ってないし」となるのである。



夢介、めぐタン、王家は


ほとんど


「このコスプレ、なんか嫌だ〜!ダサ〜い」なんて言う若者女子もいて


宝塚とはなんぞやと、宝塚の演出さんやクリエイティブが決めていて
演者には責任がないことや、
感動の物語や、こっちゃんの素晴らしさを説明した。




しかし、月組雪組の和物などは


老人団体や婦人会など中高年シニアの団体には


必要ではあると思う。



が、和物は若い世代の新規獲得や囲い込みは厳しいかな。←「だから組カラーがあるんだよ!」と往年の宝塚ファン先輩に叱られた。とほほ。すんません。





宝塚の衣装は歴史があるし、


先輩、後輩、トップなど


化粧方法なども


厳しい掟があるとは思うけど。


でもでもでも!



ファンが宝塚に求めているのは、



圧倒的できらびやかでロマンチック、



ドラマチックな世界だけではないのです!!




時代と次代を見据えねばならんのです!




あ、ちなみにれいちゃんは全てコスプレに見えず



「全部のフレイヤーがかっこいい!コスプレじゃない。着こなしてる。古さナッシング!今までの演目は見て見たかった。巡礼は行きたい」
と全員が賞賛でした。さすがっす。オ〜MG!



お見せしたフライヤー→『アウグストゥス-尊厳ある者-』『哀しみのコルドバ』『元禄バロックロック』『TOP HAT』「ポーの一族」「花より男子」「はいからさんが通る」「巡礼の年」



れいちゃん、ルックスから出ている
天性の資質があるのだろう。