宝塚day クリエーターの視点で観る!

ルールや忖度、暗黙の了解なしに、私見で心のまま書きます。全組観劇東宝組。(➕別箱、大劇場)仕事はクリエイティブ関連。

花組横浜公演!ひとこちゃんの瞳の向こうには?


花組全国ツアー公演『フィレンツェに燃える』『Fashionable Empire』をリアル観劇してきた!



柴田侑宏先生の作品で物語のあらすじは知っていても、
見たのは初めて。(当たり前)
なんと、1975年の雪組初演から47年を経て、初めての再演とのこと。
大野拓史先生が演出です。


47年前っていうと、、ほとんどの方は見てないかもですね。(ですよね)


どんな物語?


1850年頃のイタリア、フィレンツェで爵家の長男で、
聡明で高潔な貴公子アントニオ(柚香光)は、
酒場の歌姫から貴族の未亡人となったパメラ(星風)と出会う。


人々から恋多き世慣れた女性と思われているヒロインの
心の奥底にある純粋さやその想いの深い瞳に魅入られ恋に落ちる。


そして、弟のレオに取られる。(兄思いゆえの【横恋慕】)
※以下省略


少し大雑把ですが、こ〜んな感じの物語ですが、
のちに発表され再演を数多く繰り返している柴田作品
『琥珀色の雨に濡れて』(1984年花組初演)に極めて近いものがあり、


「愛の二面性─純粋な神への志向と悪魔的な欲望の相克─を追求したテーマに
どうしても執着が残り、世界と人物設定を変えて、
このテーマのもとに書いてみることにした」と、
この作品を書き下ろした動機を柴田先生が話されていたとのこと。


ふむ。



静かな兄アントニオ(柚香光)と奔放なレオナルド弟(水美舞斗)


落ち着いた佇まいのれいちゃんとセリフも多くちょっとやんちゃな弟マイティ
という設定。
(弟役がれいちゃんでもよかった説も)
(しかし、急にパメラの虜になったレオですが、いつの間に?感はあった)


もの静かでノーブルな貴族青年役の髭のれいちゃんも地味ながら素晴らしかったです。
抑えた演技もでき、キラキラもワルも似合うれいちゃんの振り幅。
(白い貴公子ではなく、髭男爵だったので、ちょっとがっかりな花担もいた)
(マイティの出番が多いので、れいちゃんは休憩できるし、まさかの時に代役もオK!という花担も)



嘘のない二面性の星風まどか


パメラを演じた星風まどかさんも化粧方法を妖艶な猫目にガラリと変えて
セリフ回しも大人っぽくて良かったです。
(まさか、撃たれてしまうとは。)
(オテロが撃ったのだけど、いつ死んだかわからん)


配信組の人は「わからんかった」とゆうてましたわ。


星風まどかはアントニオにだけ見せる純粋で哀愁を帯びた寂しさも嘘でなく
レオナルドやオテロに見せる酒場の歌姫時代のような
「あなた達うぜえな」感のある喋りも嘘ではなく、
両方がパネラなのだと思わせる説得力のあるお芝居で力量を発揮。


ベテラン臭(褒めてます)いっぱいで良かった!


星空美咲さん


ひとこちゃんの姉役をした 『冬霞の巴里』( 作・演出/指田 珠子)
の演技を二度ほど観劇しましたが
びっくりしたのが全てのスキルが高すぎだったこと。
そのまますぐにトップ娘に行ける実力ですね。(化粧方法だけ学べば)



パネラ役もできる。(と思います)




シュールな現場が気になった


カーニバルの中でのひとこちゃんの死体放置の横での


ほのかちゃんのビバビバ🎵がシュールだった。


(哀しい死と陽気なカーニバルの対比だとは思うが、
そう見えないとこがサイコホラーみ満載、、。)



侑輝大弥(102期)推せる!


Club MISTY では、水美舞斗を惑わせる謎めいた美女役すごかった。
帆純まひろ(99期)の役を誰がやるのかがめっちゃ気になっていたら
ダイヤくん(侑輝大弥(102期))でした!
ショーも佇まいも美女役も素晴らしい〜!!


もちろん、お芝居のロベルト役も目立っていて
出るたびに発光オーラ振りまいて
「あれ誰?」という空気が漂った。(初見の人々)




ひとこちゃんの目線の先には


フィナーレナンバーで男役が横一列になるところでは
れいちゃんと目が合うまでじっとれいちゃんを見てるひとこ。


そこは観客見るとこでしょ!の、場面も
れいちゃんをひたむきに見つめるのですよ。


まっすぐな視線のひとこちゃんにちょい泣けたんだな。


(わかりみ(;_;))



ミニ王冠振り付け


できんわな。みんな。


ヅカ友だけうまかったWW





ひとこちゃ〜ん


シュールでカオスな今を乗り越えろ!!(応援)




明日も行きます〜


明日は横浜地区の千秋楽なので、中華街で飲んで帰ろうっと。