「花組」の退団者について他業界の演出家に聞いた!
仕事柄、演出家ともお話しますが演出家が音くりさんの退団について
下記の言葉を語っておりました。
※宝塚の演出ではなく他業界の(舞台、テレビ、映画など)演出家です。
以下、他業界の演出家の私見ですのでよろしくお願いします。
「音くり寿さんのこと、みんなショックって言ってるけど、
全然違うと思う。
今辞めるのは英断だと思う。
そして、別格枠とか特別枠のバイプレーヤーで
残って欲しかったとかファンは
言ってるけど
本人は絶対に娘トップになりたかったの決まってる。
それを特別枠で残って欲しかったっていうけど、
そんなの嫌に決まってるでしょうに!
ファンの心理と本人は違いますよ!
娘トップになれないから辞めるんですよ!
逆にあっぱれでしょ。
もう嫌なんですよ、子供や二重人格やマダム役は」
←ふむふむそうなんだ。
「歌劇団は男役トップとの相性や、
全体(ルックスやお芝居)を鑑みて娘のトップを選んでいる。
だから、音くり寿さんは娘トップは厳しいと思う。
歌唱と芝居とダンスだけでは娘トップにはなれない。
歌唱力や実力は男役トップにあんまり関係ない。
あくまでも宝塚は男役がスターだから。
トップ娘は音くり寿さんのような個性的なルックスでは
スターと相性が悪い。
でも本人はトップ娘役をやりたかったと思う。
例えばテレビでも〇〇などの超イケメンには
そのレベルのルックスの相手役女優を起用する。
演技が上手い個性派女優よりルックスが重視される場合が多い。
音くり寿さんのような個性的なルックスを柚香に合わせたら
別の喜劇恋愛物語になる。
歌劇団演出家はその辺は十分に分かっているよ」
←ふむ、みんな分かっていても声に出せない部分じゃないかい。
「歌劇団は脇役も含めて総合的にセレクトしているだろうから、
人事が変とか全然思わない。普通の人事してるだけ」
←確かに、、。れいちゃんとまどかがよく合う。
「私は脇役スターになる!
なんて思って入団する人なんかいない!
だから引き際をよく知ってるから
彼女はきっと今後本当の大人の女優になれる
←ミュージカルや映画など、大人の女優になってほしい!
との話を聞いて納得した。
誰も特別枠や安定のポジションになるために
宝塚に入ったんじゃないよね。
身の丈を知って行くことも大人の女優になる時には必要だし、
賜物というものは個性だから全員が主役じゃない。
目や鼻や口や手や足。それぞれの賜物があって一つの体になるんだものね。
(昔に習った聖書の言葉を思い出しました)
みんなそれぞれも賜物があるのだ。
音くり寿さんの未来に栄光あれ!