宝塚day クリエーターの視点で観る!

ルールや忖度、暗黙の了解なしに、私見で心のまま書きます。全組観劇東宝組。(➕別箱、大劇場)仕事はクリエイティブ関連。

『カジノ・ロワイヤル』6回観劇感想!その1

宝塚宙組公演
アクション・ロマネスク
『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』




先週、遠征にて6回観劇をしてきたので
個人的な薄〜い感想を!(ネタバレなし)



16日のマチネ!




先週、月、火とマチマチソワ(3回)して



水曜休んで、


木金でもマチソワマチ(3回)遠征してきた〜


木曜日ソワレは貸切。



真風さん退団公演なので、本気度が高い。










この演目は、



構成で人物像を考察したり、


犯人を見つけたりする物語ではないので


大型エンタメショーとして楽しむことにしてる。




(演目感想って一人一人違っていていいと思うので、


この感想はあくまでも個人の感想です。)






人々が娯楽ショーに求めるものがある




芝居の深みが〜とか


一人一人の心の動きがどうのこうのとか、


ネバセイ的な感動を


求めていない。



キャラクターの思惑や各々の感情が醸し出す場面も


わかりやすく設定されていて、


とにかく、エンタメ、エンタメ!である。







ハードでセクシー、エレガントな真風ボンドを堪能!


映画版の007シリーズは、主演俳優のスーツの着こなしが


いつも大きな見所となっている。


だからこそ、


真風さんなのだ。





そして、真風さんのスーツ姿や所作や


身体能力と美しさ、ダンディな魅力など


ボンドとしてのかっこよさをひたすら観る演目であると思う。



タキシードの着こなしは、


惚れ惚れとするくらい


洗練されていてセクシーですぞ。





そういえば、


終演後、ポスター前でエアピストルを


構えたおじさまが記念撮影していた。


気分だけはジェームズボンドという感じのおじさんが


とっても微笑ましかった。






アクション、ビジュアル、美術セット、楽曲、ファッション、


過去作のオマージュ、


真風さんの17年の男役としての美学、


それを楽しんできたぜ。





「退団公演だからもっとこうしてほしかったな!」と


知人のマダムが個人的感想を言っていましたが、


退団公演仕様、あるじゃないですか?


よーく感性でご覧ください。



どこ見てんのかなマダム?笑



でも、退団公演はこうあるべきという価値観の方も


いるので


それはそれでいいと思いますけどね。




私は、個人的にフィナーレが短いからこそいいとも思うし。





荒唐無稽さがなくシンプル!



ボンドが使う新発明アイテムも人を殺したりせず、


潤花を助けるために縄を切るという


シンプルな手段に使っていて、


野蛮じゃないことに使われているので


そこはそれでよかった。




そして見所の一つである


パラシュート(ゴンドラ)でのシーンは


初見の人にも感動をもらえる


すばらしいシーンです。


(噂のキャベツのネタバレは次回)




これを観るだけでも


エンタメショーとしては


「よっしゃ」になります。




ハイローのように育って行く演目


ハイローの時も


最初は「何これ?」みたいなヅカ友もいましたが、


どんどん、その後に、


良さが広がって行ったように


気付いたらカジロワも


この世界観こそ「宝塚真風」となっていく「育っていく演目」に


なる気がする。




あ、あとね、



全部がコメディではないです。はい。




真風さんオリジナルのボンド


小池先生も言っているようにボンドは歴代変わってきている。


だから、真風もオリジナル。



それはそれはすごい。


ああ、真風さんがやると


こうなるのですね💜と、


ビジュアルで感動します。




配信では感じられない、臨場感、空気感を


みなさま、是非是非


味わってほしいです。





チケットがなかなか取れないと思いますが、


2枚当てた東宝の友会は


同行者はチケが取れなかった宙組ファンと


心して行きます〜





全組観劇派という方より


「宙組&真風本気で好き!」の人と行くつもり。




だって、終わった後に美味しいお酒飲んでるのに
酷評はつまらないからね。





ねっ!!!!






続く〜